私たち日本人に関わりの深い神社仏閣は、似てるようで違いがあることを、明確に説明できる人は、少ないのではないでしょうか。
神社とお寺は、人生の冠婚葬祭や節目で、お世話になることが多い施設ですね。
例えば、「お詣り」と「お参り」という言葉は、どちらも「おまいり」と読みます。
違いは、「おまいり」をする場所が、仏閣か神社なので、使う漢字を使い分けています。
それではなぜ、漢字を使い分けているのでしょうか。
大きな違いを簡単にわかりやすく、順番に解説していきますね。
神社と仏閣の違いを簡単にご説明
神社と仏閣(寺院)の違いは、信仰の対象・建造物などいろいろとあります。
その違いがあるのは、お寺は「仏教」、神社は「神道」だからですね。
お寺の特徴
お寺の役割とは、神仏を敬い拝む対象の仏像を祀る場所、僧侶の修行・住む場所、葬祭供養と仏教の教えを法話・説法・説教などで伝える場所です。
本殿に祀っているものは、仏像(仏様)で、建造物は、山門・塔・金堂・本殿などです。
建造物の数は、全国に、約七万七千あり、数え方は、軒・寺・宇・山・堂です。
仏像(仏様)の種類は、如来・菩薩・明王・天があり、立像を体・尊・躯・基・像・頭と数えて、座像を座と数えます。
お寺の入口は山門で仁王像があり、参拝方法は、手と口を清めて、本堂で一礼して静かに合掌します。
お祈りは、ご先祖の供養・死後の極楽浄土・近況報告・お経で、目に見える仏像にします。
建造物以外で、神社には無くて、お寺にあるものは、お墓です。
お寺で仕事をする人をご住職・僧侶(お坊さん)・尼さんといいます。
私たちの実生活でお世話になるときとは、ご先祖の供養・お葬式・法要・護摩祈祷など、「あの世の世界」での、ご加護をいただくものが多くありますね。
写経や座禅などをして、心を静かにするのも、すべて見えない世界のことですね。
神社の特徴
神社の役割とは、本殿に神または先人、天皇を祀り、世の中の平安・平和をお祈りするという大きなものです。
本殿に祀っているものは、ご神体(神様)、皇族で、建造物には、鳥居・参道・本殿などです。
全国の神社の総数は、約八万八千あり数え方は「社」です。
ご神体(神様)の種類は、八百万と言われるくらいたくさんあり、数え方は、「柱」です。
神社の入口には、鳥居と左右に狛犬などがあり、参拝方法は、手と口を清めて、本堂で二礼・二拍手・一礼です。
お祈りは、目に見えないご神体で、神様へ平穏な日常への、感謝の気持ちと目標や願いの報告をします。
神社の建造物以外でお寺になくて神社にあるものは神輿で、神社で仕事をする人を神主・宮司・巫女といいます。
私たちの実生活でお世話になるときとは、毎日の平安に感謝を伝えたり、現実の世界でご利益をいただけるように、初詣・合格祈願・七五三・結婚式・安産などの各種祈祷などですね。
まとめ
ここまで「違いを知っていますか?神社とお寺!簡単に違いがわかるように解説します!」をご紹介してきました。
神社仏閣を合わせると全国に約16万5千もあります。
私たちがよく目にするコンビニエンスストアは、全国に5万5千店舗です。コンビニエンスストアの約3倍もあるんです。
コンビニエンスストアほど、目につかないのは、ひっそりとした場所に建立されているからかも、知れませんね。
私たちがお寺でお世話になる場面は、お寺の本殿へお参りをして、目に見える仏像を拝観して、目に見えない「あの世の世界」へご加護をいただけるように、お祈りをするところですね。
お寺は写経や座禅体験・除夜の鐘付きなどができて、こころの平安を取り戻せる場所でもあり、お坊さんから法話を聞くことで、新たな気づきや想いに、気付くことができるところですね。
私たちが神社でお世話になる場面は、神社の本堂へお詣りをして、目に見えない神様または先人、皇族などに「現実世界」の平和や平穏に感謝を伝えたり、合格・安産・子供の健康などを祈祷、お願いするところですね。
神社へ訪れる機会は、初詣で一年の平安をお願いしたり、豆まきの節分祭・春祭り・七夕・夏祭り・観月祭・秋祭り・子供の成長を祝う七五三・煤払いなど、意外に多いです。
最後まで、お読みいただきほんとうにありがとうございました。
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