自宅の庭や駐車場に猫のうんちと尿で汚されて、困った経験はありませんか。
私はここ数年、猫のうんちと尿に悩まされ続けました。
いろいろと調べたところ、砂利やコンクリートにすると、効果があるというブログを見つけて、この悩みから開放されるならと思い、芝生を剥がして、砂利にしようと業者に見積もりを依頼しました。
被害の範囲が広かったこともあり、自宅の庭と駐車場のすべてを、外構工事することにしました。
砂利に変えて数カ月間は効果があったけれど、その後は砂利の上でもうんちと尿を、週に2回、3カ所もされていました。
工事にかかった費用を考えると、猫のうんちと尿を見つけたときは、とてもショックでした。
猫のうんちと尿を処理した人は、分かると思うんですが臭いがすごいんですよね。
悩みから開放されたと思ったのに、また毎日のように猫のうんちを片付けるのかと思うと、毎日が憂鬱(ゆううつ)でした。
とくに夏場は、気が付かずに放置していると、部屋にいても臭いが分かるほどでした。
あわてて庭や駐車場を見ると、あちこちに猫のうんちがあり、ハエが飛んでいる状況なんてことは、しょっちゅうありました。
そこで、市町村や自治会へ相談した結果、猫のフン尿被害をなくそうと、協力していただけるとの回答を得ることができて、少し希望を持てました。
いろんな方の事例やお話を聞いてみると、猫の種類や年齢、飼い猫か野良猫かなど、どの対策が有効なのかは、限定がむずかしいということがわかりました。
飼い猫で飼い主も分かっている場合は、迷惑行為について、直接やり取りができることも分かりました。
トラブル防止のため、管轄の市町村窓口へ相談すると、対応していただけますよ。
結論は、私の家の環境では猫などの侵入を、やめさせる効果がありました。
それでは、試行錯誤をした結果、実際に効果のあった方法をご紹介します。
猫のうんちと尿の被害をなくす地域の取り組み
市町村の窓口で確認すると、動物(特に猫)のうんちと尿で困っている人は、結構多いということでした。
動物(猫)のうんちと尿の被害で、困っていると相談すると、「散歩ででたフン尿は持ち帰る、掃除をすることはマナーですよ」という回覧板があるので、使用してくださいということで、いただいてきました。
自治会に協力をお願いして、対象地域の住民へ回覧し、散歩道と庭へつながる場所へ、うんちと尿の被害の掲示を行いました。
ここからは地域の窓口で、教えてもらった過去の事例を参考にすることで、猫の特性や習性を知るとどんな対策がいいのか、方法なども見えてきました。
猫のうんちを片付けるときの、注意点も教えていただいたので、ご紹介しますね。
猫のうんちや尿の対策は猫の特性と習性を知ろう
敷地内に勝手に入って来る猫は、庭のあちこちでフン尿をして困りますね。
私の庭では、早朝にうんちと尿を発見することが、ほとんどでした。
玄関を出たところに、猫のうんちを見つけました。
朝から気分は「ブルー」です。
猫の特性や習性を知ることができれば、なにか対策ができると思い調べてみました。
猫の特性や習性
猫は夜行性で、特に早朝の時間帯に、砂地や芝生など柔らかい所を好んで、うんちと尿をすることが多いですね。
- 人が少なく、安心してゆっくりできるところを好み、大半の猫の行動範囲は、比較的狭く半径100m以内です。一部の特別な猫の行動範囲は、半径1㎞程度のデータもあるそうです。
- 縄張り意識が強い動物ですが、体に触れるものを苦手とする習性から、草むらや茂みを好みません。また、水にぬれるのは苦手です。
- 肉球に違和感を感じる場所を敬遠し、苦手とする臭いがある。
- 猫の習性がわかってくると、対策もイメージしやすくなりますね。
猫の被害で悩んでいる事例
どの事例も被害にあうと、当事者には深刻な悩みですね。
- 駐車場の車に尿をかけられる。
- 車のボンネット上で寝ている。
- 家の壁や柱にひっかき傷をつける。
- 家の庭を掘り起こして球根をダメにする。
- 庭や畑でうんちと尿をする。
- 飼い猫と野良猫の区別がむずかしい。
猫のうんちを毎日のように片付けるのは、本当に苦痛でした。
野良猫や野生動物のうんちには病原菌も!
私も知らなかったのですが、野良猫は衛生管理されていないので、病気になっていることが多いそうで、うんちを手で直接触ったりすると、病原菌に感染する可能性があるみたいで、びっくりしました。
私は家にあった火ばさみを使って、処理をしていたのでちょっと安心しました。
妊娠中に感染してしまうと、おなかの赤ちゃんも感染する可能性があるそうで、本当に怖いですね。
野良猫や野生動物のうんちを片付けるときは、直接触れないように次の点を注意してくださいね。
野良猫や野生動物のうんちを片付けるときの注意点
情報を知らないことは、本当に怖いことですね。
野良猫のうんちを片付けるだけで、「大げさだなぁ」と考えがちですが、そんなことはないのです。
野生動物が持っているかもしれない、病原菌に感染してしまったら大変です。
一番重要なことは、直接触れたり、乾燥していて粉末を吸い込んだり、しないようにすることです。
うんちが乾燥していると、ついつい道具を取りに行くのがめんどくさくて、直接手でつまんで捨てようと思うかもしれませんが、絶対にやめておきましょうね。
- うんちを片付けるときは、直接触れないように火ばさみやスコップなど、道具を使いましょう。
- 地域によって処理方法は違うかもしれませんが、私の地域ではゴミ袋に入れて燃えるゴミに出します。
- うんちに触れた道具は、都度、塩素系漂白剤などで殺菌をしましょう。
猫の習性を利用して猫よけに有効な対策をしましょう
私の場合は、外構工事をしても、効果が弱かった経験があります。
その後も、いろんなことを試しました。
外構工事の経験もあるので、安易に市販されている猫よけの機械などを、購入しようとは思いませんでした。
対象とする猫の種類や環境によって、効果の有無も不明なので、地道にできることをやって行こうと思いました。
住んでいる地域によっては、自治体から猫の撃退グッズなどを、無料で貸出しをされているところもありましたが、私が住んでいる地域には、そのようなサービスや支援はなかったです。
市販のグッズを検討されている方は、購入する前にお住いの自治体へ、問い合わせてみることをおすすめします。
今回は、家にあるもので猫が侵入しようとするのを諦めさせられないか、いろいろ試してみて、効果が合ったものをご紹介します。
- 考え方は猫が好まない環境を作ることで、猫の侵入をやめさせる対策ができるようです。
- 猫よけに有効と教えていただいた、臭いを試してみました。
- 猫のうんちと尿のあとをきれいに掃除してから、乾燥させたコーヒーかすをその場所へ山盛りで置きました。
2日後に、ちがう場所にフン尿のあとがあり、同じように対策をしました。
その後は、うんちと尿が多かった場所の周辺に、コーヒーかすをまんべんなく置きました。
うんちがあった場所は、念入りに山盛りコーヒーかすを置きました。
砂利の上なので、侵入経路と考えられる場所に、塩素系漂白剤も散布しました。
塩素系漂白剤、コーヒーかすは、雨で流れてしまい臭いが薄れる弱点があるので、もう一つの対策もしました。
庭に植えてるヒイラギの葉をためておき、葉を半分の大きさにカットして、猫の通り道に置きました。
やってみた猫よけ対策3つ
猫のマーキングを、徹底的に消臭することと、侵入経路と考えられる場所のすべてに、いやがる臭いのするコーヒーかすと、ヒイラギの葉をまいて、侵入を断念させることに重点を置きました。
- いやがる臭いの対策:コーヒーかすをフン尿のあと周辺へ集中的に置いた。
- 肉球に違和感を与える対策:通り道にヒイラギの葉を置くことで猫の肉球に違和感を与えた。
- マーキングの臭い消し:塩素系漂白剤を使って、徹底的に臭いの跡を残さない。
猫の嗅覚は、人間の20万倍以上もあるというデータがありましたので、家の外回り全体のブロック塀の天面と通路と思われるところに、塩素系漂白剤を散布しました。
雨が降ると流れてしまい、私たちには匂いを感じなくても、野良猫はすぐれた嗅覚でわかるのかもしれません。
汚れていたブロック塀も、漂白されてきれいになって、一石二鳥でした。
対策を実行してから、約6カ月を経過しましたが、猫のフン被害はなくなったまま継続中です。
家の周りに散布するので、量が多くて低価格の塩素系漂白剤は、コストパフォーマンスが良かったですよ。
こちらは、試していませんがハッカ油を散布しておく方法も、効果があるようです。
私は、虫よけと清涼感の香りで、暑い夏を少しでも快適に過ごそうと、部屋の窓辺や玄関に散布をしています。
余談ですが、ハッカ油は生ゴミの臭い消しにも、すごく効果があったんです。
こちらは、別記事でご紹介していますので、読んでみてくださいね。
猫のうんち対策を継続しよう!
コーヒーかすは週に2度、猫よけが出来ている現在も置いています。
ヒイラギの葉は、風で飛んでしまった場所へ、補充して置いています。
猫の侵入経路全体に、100円均一店で販売している「トゲトゲシート」を、敷き詰めると効果があるようですが、見た目と広範囲だと費用も高くなります。
狭い範囲やブロック塀の上だけなど、部分的な対策は、お安く対策できるのでおすすめです。
私は庭にヒイラギを植えているので、ヒイラギの葉のトゲトゲを利用して、侵入経路全体に敷き詰めました。
代用品として、バラの葉や茎やサボテンでも、効果があると思います。
自宅に植えられているのでしたら、試して見る価値があると思いますよ。
猫のうんちと尿の悩みを解決しよう!
ここまで、『猫のうんちと尿に困ってます!庭に猫が来なくなる方法?実際に試した対策・処理方法』をご紹介してきました。
その後は、自宅の庭と駐車場に、猫の侵入した痕跡を、見かけなくなりました。
どちらの対策も、恒久的な対策ではないので、継続して猫よけをしていこうと思います。
猫のうんちと尿がなくなって、ストレスも軽減されました。
今回の経験から、猫のうんちと尿に悩んでいる方のお役に立てるとうれしいです。
一人でも多くの方が、猫のうんちと尿の悩みがなくなることを願っています。
最後まで読んでいただきまして、ほんとうにありがとうございました。