毎年、春から秋にかけて、虫の対策を考えて虫除け剤を、玄関の出入口や窓辺に置いています。
夏に多く発生する蚊と、キッチンに発生しやすいコバエに、悩まされていませんか。
今までは市販の虫よけスプレーや、関連グッズを購入してきました。
スプレー缶の廃棄には、いつも面倒で「ゴミを少なくする方法がないかな」と考えていました。
いろいろ調べていると、天然のハッカ油に虫除け効果があることを知り、早速、購入して試してみました。
天然のハッカ油の香りは、いわゆるメンソールで、ハーブのミントの匂いです。
メンソールの香りは、夏を代表する蚊の苦手な香りということで、市販の虫よけスプレーを使用するより、100%天然成分のエッセンシャルオイル(ハッカ油)でしたら、安心して使えますね。
結論は、ハッカ油を使ってみると、虫除け、清涼感、消臭などの効果を、実際に感じることができました。
試して見てよかったと思いました。
コストパフォーマンスも環境にもよくて、試されていない方は一度、使ってみることをおすすめします。
デメリットは、ハッカ油だけに限りませんが、保存期間と効果の持続性が短いことですね。
ハッカ油を希釈して使用するので、場所によっては一日程度で、効果が薄れていきます。
この記事では、ハッカ油を使った虫除け方法と、実際に使用した結果をご紹介します。
ハッカ油で作る置き型の虫除けの作り方
必要な材料と道具は、次の通りです。
- ハッカ油
- 重曹
- 飾りつけ用に使えるドライフラワーや香りがなくなったポプリなど
- ガーゼなど(装飾の必要がないときは、こぼれないようにガーゼなどでふたをする)
- ガラス製または、ポリプロピレン(PPと表記)、ポリエチレン(PEと表記)で、遮光性のあるスプレーボトル(30mlまたは50ml)
ハッカ油以外は、100円均一店で購入できます。
作り方はとても簡単です。
ガラスの容器の1/3程度の高さまで、重曹を入れてその上からハッカ油を、5~10滴垂らしてあげます。
容器の上に、ドライフラワーまたは、香りがなくなったポプリで装飾して完成です。
匂いが薄れてくると効果もなくなってくるので、ハッカ油を足してあげるといいです。
こんなところに置いてますよ。
- 玄関の扉のすぐ横
- 下駄箱の中と下駄箱とフロアの空きスペース(ここにも靴を置いてます)
- トイレの窓際(虫がよく入って来るので)
- 浴室の窓際(虫がよく入って来るので)
- キッチンの装飾棚
使い古した重曹は、洗濯に使えますので、無駄がないところもメリットですね。
ハッカ油を使った虫除けスプレーの作り方
必要な材料と道具は、次の通りです。
- ハッカ油
- 消毒用エタノールまたは無水エタノール
- 精製水または水道水
- 洗浄したガラス製または、ポリプロピレン(PPと表記)、ポリエチレン(PEと表記)で、透明または、遮光性のあるスプレーボトル(30mlまたは50ml)
作り方はとても簡単です。
25mlのスプレーの分量は次の通りです。
- ハッカ油を5滴
- 無水エタノールを3ml
- 精製水または水道水を22ml
無水エタノールを使用せずに、消毒用エタノールを使用する場合は、精製水または水道水の分量を減らして、消毒用エタノールの分量を増やして調整しましょう。
準備した容器(スプレー)に、ハッカ油、無水エタノールの順で入れて、容器をよく混ぜます。
ふたをしてよく振り、混ざると完成なので、とても簡単です。
作りたてのときは、白く濁っていますが、時間が経過すると透明になります。
精製水または水道水を22ml入れて、容器を混ぜると完成です。
とても簡単ですね。
自家製なので保存期間は、1週間~2週間と言われています。
私はすぐに使い切りたいので、30mlのスプレー容器を使用しています。
部屋のカーテンや網戸などに散布すると、3日程度で使い切れます。
今回は、1週間程度で使い切れる分量にしていますが、少ないと感じられたときは、容量を2倍にして50mlで作ってもいいですね。
ハッカ油の注意点
直接、肌にスプレーしたりするハッカ油は、100%天然の精油と、表記されている製品を選びましょう。
アロマオイルと表記されているものは、100%天然の精油ではないことが多く、そういった商品も安価でたくさん販売されています。
動物の苦手な成分が含まれているので、ペットなどを飼われている方は、動物に影響がでない場所で使用しましょう。
100%天然の精油のハッカ油で作ったスプレーでも、刺激が強いと感じる方もいるので、特に妊婦さんや乳幼児などの使用は、控えた方がいいですね。
普段から敏感肌の方には、刺激が強すぎる場合もあるので、使うときはバッチテストをしてくださいね。
あなたにあう分量で、ハッカ油スプレーを作って使うといいですね。
ハッカ油スプレーの、保管などの注意点は次の通りです。
- 刺激が強いので、ハッカ油を直接、肌につけたり触ったり、しないようにしましょう。
- 無水エタノールは引火性が高いので、冷暗所に保管しましょう。
- 冷蔵庫の保管をおすすめします。
- 容器に作成した日付を、記入しておきましょう。
- ハッカ油を垂らすときは、自然に落ちてくるまで待ちましょう。
- 振ったりして垂らすと分量がわからくなたったり、多くなったりするので注意しましょう。
ハッカ油スプレーの使い方
透明な容器でしたら、目視で容易に判断できるのですが、色付きの容器で作った、自家製のスプレーは、中身が見えないので、使用する前に都度、よく振ってから使用します。
虫除けに効果が期待できる場所
ハッカ油の香りが虫の嫌いな匂いなので、香りが薄れてくると効果も弱くなるので、まめにスプレーをしましょう。
- 虫が侵入しやすい玄関の入口付近や網戸など
- 変色やシミにならないか、テストをしてからカーテンやレースなど開口部の周辺
- 虫刺されに注意したい、顔以外の肌が露出しているところにスプレー
- アウトドアのバーベキューやキャンプでつかうテントやタープなど
虫が多い環境(自然が残っている)にお家があるので、カーテンと網戸へスプレーしたところ、窓の開け閉めで、いつも入って来ていた虫が見当たらくなったことに、驚きました。
バーベキューなどアウトドアをする機会があれば、試して見ようと考えています。
夕方から夜のアウトドアは、虫の対策がいつも大変だったので、この方法で解決できそうです。
消臭効果や清涼感を期待できる場所
マスクや枕などに使用するときは、気分がわるくなったりしないか、少量から試してくださいね。
メンソールの香りが苦手な人は、使わない方がいいかもしれません。
次のような場面で活躍してくれますよ。
- デオドラント効果を期待できるので、キッチンなど水回りの匂いの気になるところに!
(夏場の生ゴミの臭いを消臭できたところが、一番よかったです) - 玄関や下駄箱などに!
(下駄箱の中に汗の入り混じった異臭が、さわやかな香りで消臭されました) - マスクの外側から鼻の位置より少し下に軽くスプレー!
(気温が高いとマスクの中は、ムッとしていたのが、気持ちが少し楽になりました) - 寝室の枕カバーにスプレー!
(メンソールの香りで清涼感とリラックス効果もあって寝つきがよくなりました) - バスタイムをクールに!
(浴槽の水に数滴混ぜるとクールバスクリンのようにスースーして気持ちかったです) - お家の床の掃除に!
(水拭きする雑巾または床拭き用のシートに湿る程度まで、スプレーを吹きかけて床拭きをすると、消臭と抗菌作用もあるそうです) - コップの水に1滴入れてマウスウォッシュに!
(口臭予防やのどのイガイガも楽になりました)
使ってみて発見できたこと
キッチンの床掃除に、ハッカ油スプレーを使ってみると、キッチン特有の油の入り混じった臭いもなくなって、新たな発見ができました。
小さな虫もよく見かけていたのですが、掃除後はハッカ油の効果なのか、見かけなくなりました。
キッチンの床掃除の結果が良かったので、冷蔵庫の中も拭き掃除をしてみた結果、消臭効果もあり一石二鳥でした。
これからは、ハッカ油スプレーを使って、定期的に掃除をしようと思った次第です。
ハッカ油以外にも消臭効果のあるアロマ(精油)を、季節に合わせて使ってみようと思います。
数種類のアロマ(精油)を持っていると、いろいろな場面で使えることが分かりました。
100%天然なので、使用方法を間違わなければ、子供にも安心して使えるところがいいですね。
まとめ
ここまで、「ハッカ油スプレーの作り方!虫除け・消臭・清涼など大活躍するハッカ油!」をご紹介してきました。
ハッカ油を使った置き型の虫除けや、スプレーは材料と道具をそろえておくと、簡単に作れて何度も使えます。
毎年、虫除けスプレーや虫よけ剤を購入するより、便利でコストもお安くできますね。
スプレー缶など、ゴミを少なくできて、100%天然の成分で環境にもやさしくて、知ってしまうと使わない理由が見つかりませんね。
万能な100%天然のハッカ油を、ぜひ試してください。おすすめです。
メンソールのさわやかな香りで、清涼感を体感して暑い時期を乗り切りましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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