こんにちは!
毎年、6月の下旬に近づくころ、体育の授業はプールのはじまりですね。
水泳帽(プールの帽子)に、『にじみにくい』とクチコミもある、油性の布書きペンを使ってみました。
いきなり名前を書いてにじむのは避けたいと思って、もう着なくなった洋服の裏地のタグに、試しに名前を書きました。
すると見事に名前は、にじみました。
『水泳帽(プールの帽子)に名前を書きたいけど、にじまない方法はないかな』
『洗濯すると、水泳帽(プールの帽子)に書いた名前がにじまないか心配です。なにかいい方法はないかな』
このような悩みは、私も経験がありとても共感できます。
この記事では、このような悩みにお答えしていきます。
余談ですが、似ているので間違えて水性ペンを使わないように、使う前に油性ペンか確認をしましょうね。
私が油性の布書きペンを使って実践してみて、名前がにじまなかった方法をご紹介しますね。
水泳帽(プールの帽子)に名前を書くとにじむ原因
まず、原因を調べてみました。
どうして水泳帽の裏地のタグに油性ペンで、名前を書くとにじむのでしょうか?
毛細管現象(毛管現象)が原因でした。
毛細管現象とは、液体表面張力、液体によるくだのぬれやすさ、毛細管の直径サイズが関係して、液体が管を通ってある位置まで、上昇することです。
表面張力とは、液体と気体の境界(表面)で、液体分子同士が分子間力で引き付けあい、液体が表面をできるだけ小さくしようとする力が、発生することをいいます。
液体によるくだのぬれやすさとは、水滴をテーブルなどに落とすとベタッとする現象のことです。
コーティング剤を塗っているテーブルなどの上ではコロコロ転がるように水滴が丸い現状はぬれにくいということですね。
繊維は、縦と横の糸で織り上げたもので、内部には繊維どうしと糸どうしのすき間がたくさんあり、細いガラス管と同じ役割をして、液体を吸い上げます。
直径サイズが小さい(細い)ほど、上昇する位置は高くなるんです。
簡単な事例だと、太さの違うストローを水の入ったコップに、3種類入れて見比べて見ると上昇している高さがちがうことを確認できます。
簡単ですので、疑問でしたら試してみてくださいね。
水泳帽(プールの帽子)に書くと名前がにじむ原因を図で解説
小学校の理科の実験で習うのですが、青い水の入った容器と黄色い水の入った容器の間に、何も入っていないの容器を置きます。
ペーパータオルをひも状にして、青い水の容器から何も入っていない容器へつなぎます。
黄色い水の容器も同じようにつなぎます。
何も入っていない容器は、どうなるでしょうか?という実験です。
毛細管現象(毛管現象ともいいます)を、図解で説明しますね。
毛細管現象(毛管現象ともいいます)の身近な例えでは次のようなものです。
食材の麺類は、太麺よりも細麺の方がだし汁とよく絡みますね。
炎のついたキャンドルは、熱で溶けたロウが液体となって、くだの役割をする芯をとおり上昇していきますね。
原因が判明したので、対策ができれば問題解決できそうですね。
原因は、繊維どうし、糸どうしのすき間がたくさんあることだったので、その隙間をにじまない程度まで少なくしてあげればいいんですね。
水泳帽の名前をにじまないようにするには
液体によるくだのぬれやすさの説明(にじみの原因のところです)でもあった、水滴がコロコロする状態を作ることができるといいんですよ。
ということは、どうすればいいのでしょうか?
名前を書く繊維を内部までしっかりと、コーティングができていればいいということがわかりました。
その方法は、とても簡単でした。
市販されているヘアスプレーのなかで、コポリマーという成分が含まれている製品を使用します。
ヘアスプレー缶に表示されている、成分表で確認してくださいね。
ヘアースプレーを使うことで、コーティングが出来てしまうのです。
化粧品メーカーへ確認してみました。
皮膜を形成して髪の毛をコーティングできるので、スタイリング成分として配合しているそうです。
では実際にどのように使えば、効果的なのでしょうか。
ヘアスプレーの成分を効果的に使う
名前を書く位置にヘアスプレーを、均等に内部まで浸み込む程度にスプレーします。
見た目は、湿っているような感じです。
ヘアスプレーをしたあとは、ドライヤーの温風で乾燥させます。
水滴を一滴、その部分へ垂らしてみてベタッとせずに、水滴がはじかれていれば大丈夫です。
手で触ってみると、パリッとした感じに仕上がってます。
水滴にまだベタッと感が残っているときは、もう一度ヘアスプレーをしてドライヤーで乾燥させましょう。
油性のペンで名前を書きます。
「I」の字を書きましたが、にじみませんでした。
油性ペンなのですぐに乾燥するのですが、念入りにドライヤーの温風で乾燥させましょう。
水泳帽(プールの帽子)の名前がにじまない方法のポイント
ここまで『水泳帽(プールの帽子)の名前がにじまない!油性の布書きペン!』の記事をご紹介してきました。
結論をまとめると次の4つですね。
- 名前を書く繊維を内部までしっかりと、コーティングをする。
- 市販のヘアスプレーで、コポリマーという成分が含まれている製品を使用する。
- ヘアスプレーをしたあとは、ドライヤーの温風で乾燥させる。
- 油性ペンで記入後も、念入りにドライヤーの温風で乾燥させる。
意外にも、家で使っているヘアスプレーが、にじみ防止に役立つとは思ってもいませんでした。
この方法を使うと、水泳帽(プールの帽子)以外にも体操服のゼッケンにも応用できそうですね。
私はこの方法を知ってからは、名前を書いてにじむ悩みから解放されましたよ。
ぜひ試してみてくださいね。
この記事が、水泳帽(プールの帽子)に名前を書いてもにじまない方法を、探されている方のお役にたてるとうれしいです。
あわせて読みたい!